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IB-DUAL の Circuit Python 環境を開く方法

IoTマルチ無線ユニット IB-DUAL の説明書によると「本製品を PC に接続しコンソールに Ctrl+C を(動作中は 2 回連続)入力することで、コードを 1 行ずつ入力して即実行できる REPL での動作も可能です。」とありますが、具体的な方法がイマイチ分からなかったので探求しました。

IB-DUAL を USB ケーブルでパソコンに接続すると USB フラッシュメモリとして認識されます。

IB-DUALをパソコンに接続してUSBメモリとして認識される様子

特にファイル操作は必要ありません。Tera Term など好きなシリアル通信ソフトで IB-DUAL のシリアルポートに接続します。接続直後は何も表示されませんが、Tera Term のウィンドウタイトルが「🐍code.py | 4be4d0309」1のように設定されます0。4be4d0309 は CircuitPython のビルド番号でしょうか。

この状態で 1 回 Ctrl-C を入力すると次の表示になりました。これは、Python スクリプトの実行中にキーボードで実行が中断されたときの表示ですね。

TeraTermでIB-DUALのCircuitPythonに接続しCtrl-Cを入力した直後

そして再度 Ctrl-C を入力すると、次のように Python の REPL プロンプトが表示されました。このとき、ウィンドウタイトルは「🐍REPL | 4be4d0309」となり、REPL モードになったことが示されるようです。

Adafruit CircuitPython 4be4d0309 on 2022-09-16; IB_DUAL with SAMD51G19A
>>>

なるほど。説明書の記述はこのことだったのですね。「コンソール」をもう少し詳しく説明しておいて欲しかったなと思いました。何はともあれ、筆者にとっては初めての Circuit Python 体験です。

ちなみに、この CircuitPython の Python バージョンは 3.4.0 でした。

>>> import sys
>>> sys.version
'3.4.0'
>>>

  • [1]: 絵文字「🐍」は U+1F40D の蛇の絵文字です。 0: ウィンドウタイトルの設定は ANSI エスケープシーケンスを用いているようです。シリアル通信が確立すると、IB-DUAL から ESC 0]; コマンドに続きウィンドウタイトルが送信されてきます。

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作成:2024-05-17 14:05:50

最終更新:2024-05-17 14:05:50